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『正確に情報発信する』 って大変です  

■日付:2012年04月28日  ■分類 仕事のこと

以前 チラシが情報発信の中心だった頃は、数ある物件情報
(当社で318件<4/28現在>)の中でも、絶対に正確な情報が
必要だったのは “チラシに掲載する”、“お客さんに紹介する”
といった不動産屋さんが 「これは!」 と思った物件 せいぜい
全体の1割か多くて2割くらいだったと思います。

ですから、もらった情報が間違ってること、抜けてることも ある
意味有りで、こちらが情報を発信する時にその都度確認すれば
こと足りたわけです。
周辺施設の情報なんかは、お客さんによってどんな情報が欲し
いかマチマチですから、お客さんに求められて初めて伝える
ものでした。

ここで言う正確な情報とは、部屋の向き、周辺施設(学校、スーパー、
病院、銀行など)までの距離の事です。
他業者からいただく資料(情報) でも さすがに価格や面積、
所在階は書いてありますが、部屋の向きは抜けてることも多かっ
たですね。

それが今はどうでしょうか? 「これ すぐに売れるやろ~な」 と
思う物件も、売主さん都合で相場からかけ離れてて 「これは
ムリ 売れんわ」 と思う物件も 全てホームページに掲載して
情報発信してるわけです。
それも、ホームページを見ている人がどんな情報を求めてるか
分からないから、学校、公園、病院、公共施設や銀行などの周辺
施設情報も付けて発信しています。

実はこれが大変なんですよ
学校や公園は変更や移転はありませんが、銀行や病院 民間
の施設は移転したり 無くなったり、合併して名前が変わったり
するでしょう 
これらをチェックしてデータを書き換える作業がホントに大変なん
です。

ですから当社はすごく限られた狭いエリアに特化して情報発信
してるわけです。

以前 ワタシが務めていた会社は4,5人の営業マンに対して
事務員さんは1人いれば十分だったのですが、今はそう言う訳
にはいきません。
事務作業に費やす時間が圧倒的に増えました。
当社でも営業マン4人に対して事務員さん2人 正確に言います
と、営業マンの数に対して事務員の数が決まるのではなくて
エリアや物件数、使うポータルサイトの物件掲載数で必要な
事務員さんの人数が決まるんですよね 

だから ある大手不動産会社なんかは、他社からの情報はホーム
ページには掲載しない 出来ない ってところも出てきました
営業マンが入力するにしてもそこまで手が回らないし、だからと
言って事務員さんを増やすにも限界があるってことでしょうね

ここに 『街の小さな不動産屋さん』 の生きる道がありますし
本当の意味での地域密着の強みが発揮できます。

ですから 今 当社の事務員さんは 合併して名前の変わった 
池田泉州銀行の銀行名の表示(ちょっと遅すぎますよね 反省です)
移転した大阪信用金庫の所在の表示をせっせとやり変えています。
周辺施設

ホンマに 『正確に情報発信する』 って大変です。

考え方を変えないとあきません!

営業マン=外で稼いでくる=生産性がある
事務員 =内で仕事をする=生産性がない
だったのが

情報発信=外で稼ぐための根本=生産性がある=事務員
に変わってきてますよね

でもこれに気づいていない、不動産屋さんがまだまだ多いのと
ちゃいますかね!!